■ ID | 616 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県水田地帯におけるサギ類の分布とその条件 |
■ 著者 | 嶋田知英
埼玉県環境科学国際センター 渡辺俊朗 埼玉県農林総合研究センター 新井利行 埼玉県農林総合研究センター 後藤真太郎 立正大学 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第9回自然系調査研究機関連絡会議、平成18年11月30日 |
■ 抄録・要旨 | サギ類は水田を主要な生息地とする鳥類であり、水田に生息する生物の豊かさを示す指標種でもある。そこで、埼玉県におけるサギ類の生息状況を把握するとともに、その生息条件を検討するため、集団繁殖地調査や、車によるラインセンサスを行った。
その結果、2003年に埼玉県で確認した集団繁殖地は5ヶ所となり、1992年に行われた同様の調査結果に比べ半減していた。また、1992年の調査の際確認された集団繁殖地のうち2003年にも確認された場所は1ヶ所にとどまり多くが移動していた。ラインセンサスは、利根川水系と荒川水系の2ヶ所に調査地域を設定し2004年以降、年3〜4回実施しているが、最も個体数の多い種はアマサギで、次にチュウサギとなり、両種でサギ類全体の約7割を占めていた。なお、サギ類を確認した場所の土地利用形態は、2005年の調査では水田が最も多く77.1%を占め、サギ類が水田に強く依存していることを示していた。 |
■ キーワード | 鳥類、水田、サギ類、コサギ、アマサギ、ゴイサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、コロニー |
| 一覧に戻る |